シルヒャーワイン
Schilcher Wein とは?
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おそらくケルト時代から伝わったとされています。 16世紀以来シルヒャーは知られるようになりました。 主に西シュタイヤマークで、海抜600mの高所に至る所まで シルヒャーワインは栽培されています。 西シュタイヤマークではローマ時代にワイン栽培が行われていた形跡 がWerners村の東に沢山出ています。 この辺りは、ハルシュタット時代 から既に人が住み始めていました。
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『青いヴィルトバッハー』 Blauer Wildbacher が シルヒャーワインの葡萄品種です。 「青いヴィルトバッハー」はシルヒャーワイン生産に法的に 承認された品種です。 シルヒャーワインとして承認され、販売する為には、 シュタイヤマーク内で育った「青いヴィルトバッハー」ーを 100%使っていなければなりません。 シルヒャーが賞賛に値するのは、70年来に渡って、一度も グローバル.プレーヤーにならなかったと言う事です。 昨今はワインの値段はその質に係わらず、世界でうなぎ登り していますがシルヒャーワインは愛好者に感謝して、30年間 値上げなしです。 |
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「青いヴィルトバッはー」は、腐りやすい事から、畑には暖かく、風通しが 良い所が適しているとされています。西シュタイヤマークの気候はこれに バッチリ。 |
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シルヒャーは、ロゼワインの名前を特別に許可されたワインです。 |
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クラシックシルヒャー、元来のシルヒャーです。独特の香り、野苺、 ラズベリー、オレンジ、スグリ等に似た香りは、『青ヴィルトバッヒャー』 の持つ、クールな気品のある味から来ています。何故そんな味が? それは、「青いビルトバッハー」ーの根に秘密があるのです。 「青いビルトバッハー」ーの根には豊富なミネラルが一杯! その栄養分が葡萄の果汁一杯に広がり、力に欠けることが無く、 葉脈や全体に行き渡って葡萄の味を強くしています。 シルヒャーはその美しいロゼ色と酸味が特徴ですが、これは、 製造者が、ヴィルトバッハーを摘むと、即、絞る事を原則にし ている為です。 赤い色に輝きを出す為には、摘んだ後、できるだけ早く絞らなければ なりません。その為に、酸味が残るのです。 「青いビルトバッハー」葡萄の実が濃紺か黒ずんだ色になると摘み取り です。この色になると、葡萄は明るい果実になります。それを狙って摘 み取りその後は、間髪を入れずに、樽に詰め込んで絞ります。こうして 美しい光沢のあるロゼの出来上がりです。 |
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シルヒャーは元来味がとても強く、辛口で酸味が強いのですが、 それをやや辛口、品良い甘口に飲みやすくしたのがセクトです。 炭酸で微妙に洗練されたシルヒャーの味を出しています。 少量の炭酸は、ヴィルトバッヒャーの元来のピリカラを抑える役を します。こうして青ヴィルトバッヒャーの2番手ブランドの登場となり ました。 |